SGJ通信

千葉大学の植物工場を見学しました(精密工学会生産自動化研究会)

 千葉大学の植物工場は、筑波エキスプレスで秋葉原から30分、柏の葉キャンパス駅下車5分のところにあり、合計床面積は13,350㎡、このコンソーシアム参加企業94社、NPOとの強い連携の下で運営されている組織で、最近の売上げは年2億円ほどとのことです。

 千葉大学名誉教授でNPO植物工場研究会理事長古在豊樹先生の講演と案内で植物工場を見学しました。

 

 この見学会を通じて習得した植物工場に関する知識を紹介します。

 

 

 植物工場の条件として次のものがあげられます。 

 ①水は雨水のみを使用

   ②石油系暖房はしいない。CO2供給のために必要量を使用する 

 

 

 このようなことで、生産性3倍(面積当たり)、コスト1/3を目標にしています。実際、一般の耕地は年間200日は空いているが、植物工場では昼夜連続稼働で、4~5毛作です。

 

 また、下記のような理由で植物工場製の食物は、一般品の1.5~1.8倍の価格で売れているとのことです。

  ①虫がいない 

    ②無農薬 

    ③見た目が良い 

    ④日保ちが良い(3週間は保つ、一般品は1週間程度)

 

 

 この工場では、レタスとトマトを栽培しています。10段、6列、11棚のレタスの栽培工場で、下記の実状を紹介されました。 

 ①10段の各段に蛍光灯を15~16時間照射(夜間) 

   ②苗を植えてから収穫まで11日間

 ③1日3,200個 

   ④費用は設備費75%、電力費25%、人件費25%ほど 

   ⑤直接原価100円、売値200円ほど

 

 

 問題は、葉摘み、肥料やり、環境管理に人手が必要ことなどがあげられました。

このシステムを運用するには多くの知識が必要で、今後、一般の大幅な拡大は困難であるとのことでした。

 人口光型の植物工場は日本がトップだが、太陽光利用型は、人件費が日本の3倍高いオランダが非常に進んでおり、トマト栽培の太陽光型設備とコンサルタントはオランダから輸入されたと紹介されました。

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