SGJ通信

タイの日本企業を見学して・・・・優良企業はISO9001:2015の原点

2016年3月、1週間、タイ王国の日本企業の見学研修に行ってきました。見学先は、日産自動車、いすゞ自動車、味の素、ヤクルト、グリコ、東芝ホクト、コマツの7社です。

 タイ王国の面積は日本の1.4倍、人口は6800万人、首都は人口の1/4が住んでいると言われるバンコク。真夏は4月とのことですが、年中、日本の8月の気候で、気温は高いが湿度は低く、過ごしやすい環境でした。

 タイは、10年ぶりの訪問です。訪問先は日本の企業ですが、現地化が進み、各企業は、日本の工場というよりは、アセアン諸国の中のリーダー的存在の企業となっています。代表例としてアセアン諸国の拠点として現地に入り込むことを目指した味の素の“3つのA”が上げられます。

 

  ①Affordable:買いやすい(価格、サイズ)

  ②Avalable:どこでも買える

  ③Applicable:何にでも使え、現地料理を更においしく。

 

 そして、アセアン諸国に輸出できるように高度の自動化による原価低減対策、及び、少数の日本人で経営する経営の現地化が進められています。

 

 今回見学した企業は、自動車、食品、電子、建設機械など、異なった職種の企業が、顧客対応、製造、教育、経営管理など多方面で各企業の独自性を発揮して、優秀な業績を上げています。5Sは改善の基本として徹底され、自動化は、日本製の自動化装置を大々的に活用しています。その他の改善手法は各社の日本の工場で実施している改善手法をタイ工場で定着させたと思われ、改善が行き届いた工場です。

 いま、ISO9001が7年ぶりに改訂され,2015年版として新たな普及を目指そうとしています。改訂版は、顧客満足度向上と、プロセスのパフォーマンス向上に向け、品質管理システムを多くの業種に適用させるべく、改正がなされました。その改正の重点として、製造業では必須でも、他の業種では必ずしも必要でない「品質マニュアル」や「手順書」などは要求事項から除外されました。

 いずれにしても、各工場は、ISO9001を実行しているというより、これらの工場で実行している内容を標準化したのが、ISO9001であるとの感を強く思いました。各工場の中で実施されている改善対策は、日本の中小企業に横展開させたい事項が多数ありました。中小企業の改善支援の参考にしたいと思います。

 

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